クライアントから嬉しい報告をいただきました

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今日はキッズルーム専門ECサイトを運営するクライアントとのミーティングがありました。

このクライアントとは一年半ほど前からのお付き合いになります。知り合った当時からECサイトを運営されていましたが、某制作会社が作ったという当時のサイトは、とても”デザイン”と呼べるクオリティではなく、お店には閑古鳥が鳴いていました。

ASPのカートシステム費用すら、利益から捻出できていない状況、といえばシビアさが伝わるでしょうか。そんな状況だったのです。

なんとかしなければ!と考えた当時の担当者さんは、人づてに「ECサイトの制作といえばスターズデザイン」という情報をキャッチしたそうです。僕らがECサイト制作のスペシャリストだというイメージが浸透してきたことを喜びながらも、責任の重大さに背筋がピンと伸びる思いでした。

「相手が欲しいもの」ではなく「相手に必要なもの」を提案する

相談を受け、ヒアリングを重ねる過程で、商品開発フェーズに悩みを持っていることを感じました。また、リニューアル後のアクションプランにリスティング広告運用を視野に入れていることもわかりました。

そこで、デザインリニューアル案件という枠組みを超えて、キッズルームのバリエーション開発、リブランディング、ターゲット別に最適化したLP戦略までトータルで提案することにしました。

「売上が上がらないからリニューアルしたい」という案件は多いのですが、リニューアルというのは手段のひとつに過ぎません。悩みの本質に迫り、「相手が欲しいもの」ではなく「相手に必要なもの」を提案するのがスターズデザイン流。複数の提案をまとめるのは大変でしたが、商談はトントン拍子に成立しました。

また、カートシステムの合理的な乗り換えで、ランニングコストを大幅に削減することに成功しました。カートが高機能であることは理想ですが、立ち上げ期の苦しい台所事情を考慮した設計をしないと、事業そのものが持続しません。

話は逸れますが、商材の特性やクライアント独自の販売戦略をロクに考慮せず、安易にシステム提案する制作会社が非常に多いと思います。単純に制作会社側がECについて無知なケースもあれば、クライアントに不利益がおこる可能性を認識しているにも関わらず、代理店手数料を稼ぐためだけに、オーバースペックなカートシステムを提供する制作会社もあります。

クライアント自身が制作会社の言いなりにならないように知識を持ってもらいたいと思う反面、医師によるセカンドオピニオンのような仕組みを、僕らが提供しなければいけないようにも感じています。

感激の社内表彰

サイトのリニューアルから1年。今日はページ更新についての簡単なミーティングのつもりで訪問したのですが、現在の担当者さんと会話をしているうちに、議題は白熱のブランディング・トークへと変わっていきました。

売り上げが上がらない、という悩みを抱えていたクライアントでしたが、少しずつお客様から認知され、売り上げも上がるようになり、現在では悩みの質が「もっと社会貢献したい」「子供の笑顔を増やしたい」「イノベーションを起こしたい」という方面に変化をしているようです。

こんな熱い気持ちをもった企業、そして若い担当者さんと一緒に仕事ができることを、僕たちは誇りに思っています。

帰りがけ、担当者さんから声を掛けられました。

「岡田さん、そういえばEC事業が社内表彰されましたよ。最優秀賞です。僕は子供の運動会で表彰に立ち会えませんでしたけど(笑)」

デザイン会社としては、いつか大きなアワードも目指したいけれど、これはこれで感激の一言ですね。(´;ω;`)

2019.06.19

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