GROOVISIONS(グルビ)の作品集

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朝からなんとなくグズグズした天気の中、静岡の街中に買い物へ。

丸善ジュンク堂書店で見つけたGROOVISIONS(グルーヴィジョンズ。通称グルビ)の昔の作品集にテンション上がっちゃって、なかなかいい値段ながら即買いしてしまいました。

GROOVISIONS

グルビというのは有名なデザインチームのことです。その名前を知らなくても代表作のchappieは知っているという人は多いし、RIPSLYMEのCDジャケットのアートワークなども超有名。

漠然とデザイン業界で働くことを夢見ていた90年代、サブカルに傾倒していた2000年代の僕にとって、グルビは憧れの存在でした。

当時の愛読書だったカルチャー誌『relux』でもグルビはフィーチャーされまくっていましたね。

ホンマタカシの写真、グルビのデザイン、渋谷直角の妄想。この3つは今だに僕の胸を熱くしてくれます。

「らしさ」があるって素晴らしい

今日手に入れた作品集はグルビの2000年から2008年までの作品集ですが、恐ろしいことにいま見てもデザインがまったく色褪せていない。

デザインにおいて『グルビらしさ』がすでに形成されているから、何年たっても、どんな作品でも、軸がブレていないのです。

「グルビのフォントと言えばHelvetica Neueだよね」とか「このフラットな質感がグルビっぽいよね」とか、そう語れるほど、デザインのアイデンティティーをしっかり持っている。

一歩間違えればワンパターンで自己満足感が強くなりがちなブランドだけど、クオリティが圧倒的に高いから、顧客も『グルビのパターン』を望むようになるんですよね。

これからしばらく、ヨダレ垂らしながら作品集を楽しめそうです(うちの若手デザイナーたちにも見せてあげたい)!

2019.07.15

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