ECに関わるすべての顧客接点をデザインしよう
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
外出先からオフィスに戻ってくると、ミーティングテーブルの上に、無数の紙箱が置かれていました。
そこにいたデザイナーに「これはなに?」と聞くと、「あるクライアントからギフトボックスのデザインを頼まれていて、その試作品を作っているんです」という答えが返ってきました。
Web業界で育ったデザイナーが紙媒体の仕事に携わるときに起こしがちなミスが、「なんでもかんでもコンピュータ上で判断してしまう」ということ。試し刷りすらせずにデザインの良し悪しを語ってしまうことが多いのですが、さすがベテランデザイナーともなれば経験値を積んでいます。アナログな手法を大切に、試作品をたくさん作って、いろんな角度からチェックしているようです。
なぜweb媒体以外の仕事を請けるのか?
スターズデザインはECサイト制作が専門で、紙媒体は専門外。そう思われがちなのですが、決してそんなことはありません。
自分たちのポジションを世間にわかりやすく伝えるために『ECサイト制作専門』と表現することはありますが、厳密にいえばECに関わるすべての顧客接点をデザインすることが僕たちの仕事です。
むしろ、ECに関わるすべての顧客接点。たとえば広告物、たとえば同梱物、パッケージ、ウェブサイト、SNS。そのすべての顧客接点(=コミュニケーションのポイント)を使って、顧客体験を最大化することがこれからのECの勝ち方だと思っています。
仕事の範囲が広がれば、覚えることは山ほどあるし、いろんな方面のセンスを磨いていかなければいけません。とても険しく、高い山を登っているような、そんな冒険をしている気分ですが、頂上から見える景色はきっと素晴らしいものでしょう。