あなたの店舗の顧客は誰で、どこにいるのか?

昨日の投稿で、
ECサイトを成功させるためには
市場機会を見誤らないことが重要で、
市場機会を見極めるためには
『3C分析』が有効だと書きました。

そして、

3C分析の精度を高めるためには
実際の顧客と接触し、
インタビューを行うことだと書きました。

顧客と会うことで
見えてくる世界があります。

顧客は誰?どこにいるの?

ここからが、補足です。

「われわれの顧客は誰か?」とは
ドラッカー先生の有名な言葉です。

みなさんは『顧客』と聞くと
『既存客』を想像しませんか?

ところが顧客というのは、
取引中の既存客だけでなく
潜在顧客も含まれます。
もちろん見込客も。

ユーザーインタビューを通じて
ビジネスのヒントを得るためには
あらゆる種類の『顧客』に
なるべくたくさん会ってみることです。

事件は会議室で起きてるんじゃない。
現場で起きてるんだ!なんて
懐かしいフレーズもありますが
本当にその通り。

顧客はスマホでお店を選ぶんじゃない。
心で選んでいるんだ!

競合店舗の顧客も、見込客になりうる

僕は若いころ
市場調査の現場に従事していました。

大手消費財メーカーからの
リサーチ依頼に対して
設問設計し、被験者を集め
調査、集計、報告するのが
当時の主な仕事でした。

そんな過去のことを思い出しながら
例え話をひとつ。

大手消費財メーカーのA社が
開発中の製品について
市場調査を行うとします。

この場合、調査の対象(被験者)は
A社のユーザーだけではありません。

A社は、被験者の属性を
ライバルのB社、C社のユーザーにまで
拡大して調査を行っていました。

なぜならば、
B社やC社のユーザーの不満が
製品開発やプロモーション活動の
大きなヒントになるからです。

彼らの不満を解消できるような
新製品・新サービスを打ち出せれば
A社の顧客へと転換してくれることでしょう。

「不満の解消」は
ブランドへの忠誠心へとつながります。

競合店舗の顧客も、見込客になりうる。
それを忘れないようにしましょう。

2019.05.23

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